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【地元発!協働の力】三原市立第二中学校の生徒が「三原産アスパラふりかけ作り」を体験!地域企業との連携で一次産業の未来を拓く

三原市佐木島でアスパラガスを栽培する373.farmは、三原市立第二中学校と連携し、総合学習の一環として「あすぱら373オリジナルふりかけ作り」の出前授業を来る7月10日(木)に実施します。この取り組みは、生徒たちが地元の一次産業に触れ、規格外野菜を活用した商品開発に挑戦する、地域と教育が一体となった独自のプロジェクトです。


地域の食と学びを繋ぐ軌跡:生徒たちの挑戦

このプロジェクトは、元々、生徒たちが373.farmでのアスパラガス収穫体験を予定していたものの、台風接近により中止になったことから始まりました。そこで、373.farmのスタッフが第二中学校へ出前授業を実施し、生徒たちにアスパラガスの規格外品を使った商品開発を依頼。生徒たちは様々なアイデアを出し、クラスごとに投票を実施しました。
その結果、まずは投票数の多かった「クリーム煮」を調理実習で実現しました。

三原市立第二中学校  規格外商品で商品開発

    

過去の活動詳細はこちら:

三原市立第二中学校でアスパラを使用した調理実習


三島食品との協働が生んだ「アスパラふりかけ」の誕生秘話

生徒たちの商品開発のアイデアを形にしたいという強い想いから、次に注目されたのが、
広島の企業である三島食品株式会社とのコラボレーションによる「アスパラふりかけ」でした。
「ダメ元で」と打診したところ、三島食品が快諾。しかし、アスパラガスの乾燥には多くの課題が立ちはだかりました。三島食品の研究所では、アスパラの甘みと美しい緑色を保つための乾燥方法について、温度や切り方、保存方法など、幾度となく試行錯誤を重ねてくださいました。

当初の乾燥方法では、アスパラが茶色くなり、見た目も悪く、乾燥時間も長すぎました。そこで、乾燥時間を短縮するため、小さくカットして塩漬けにしたアスパラで再挑戦。乾燥はできましたが、白い部分が多いとアスパラ本来の鮮やかな緑色が出にくいという新たな課題が浮上しました。

最終的な打ち合わせでは、これまでの経験を踏まえ、塩漬けにしたアスパラを冷凍し、緑の部分が多い細めのアスパラを使用することで乾燥が決定。これと並行して、ラベルデザインのサイズや、「ゆかり®」を使った実験の内容などを詰めていきました。こうして、困難を乗り越え、ついにアスパラのふりかけ化の目途が立ち、今回の出前授業の実現に繋がることになりました


「食育」と「科学」を学ぶ出前授業へ

今回の出前授業では、三島食品の「ゆかり®」を使った食育授業も取り入れ、食品のpHによる色の変化を学ぶなど、理科の知識と地元食材を結びつけた横断的な学びを提供します。

また、生徒たちは、ふりかけに加工したアスパラを使ったオリジナルふりかけ作りに挑戦し、残食への意識付けや地元への愛着を育むことを目指します。

地元の農業と食品産業が連携し、この取り組みを通じて、生徒たちが学習意欲を高め、新たな気付きを得る出前授業となることを目指しています。

 


出前授業概要

◾️タイトル: 「ゆかり®」の色変化を使用した食育授業・あすぱら373オリジナルふりかけ作り
◾️目的・内容:
 

    • 理科で学んだ内容を身近な食品で体験
    • 「ゆかり®」を使用し、食品のpHによるゆかりの変化を知る
    • 地元食材に愛着を持ち、オリジナルふりかけを作る

◾️場所: 三原市立第二中学校 各教室及び家庭科室
◾️対象: 3年生 3クラス 合計 113名
◾️日時: 2025年7月10日(木)

時限 時間 クラス 内容 場所
2校時 9時45分~10時35分 1,2,3組 A.ゆかりの色の変化(リアル+オンライン) 各教室
3校時 10時45分~11時35分 1組 B.アスパラ+マイふりかけ(理科室) 理科室
4校時 11時45分~12時35分 2組 B.アスパラ+マイふりかけ(理科室) 理科室
6校時 14時30分~15時20分 3組 B.アスパラ+マイふりかけ(理科室) 理科室

取材について

本件に関する取材のお問い合わせは、下記までご連絡ください。

info@373.farm
TEL:0848-63-5584(受付時間:平日9:00-17:00)
(株式会社エムセックが受付)

【「ゆかり®」の表記について】 製品名「ゆかり®」の一部の記号が、スマートフォンなどのモバイル環境で正しく表示されないことがございます。この場合は「ゆかり◻︎」と表記されておりますので、ご了承ください。


今回の取り組みは、地域の子どもたちが地元に目を向け、一次産業やものづくりの面白さを知る貴重な機会となります。ぜひ貴社媒体で取り上げていただき、この地域に根ざした教育活動と、未来を担う子どもたちの可能性を広く伝えていただければ幸いです。

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